ひょっとしたら、勝てたかも・・?そう思わずにはいられない試合展開でしたね!
思えば昨年J2から戻ってきた時には、通用する以前に勝負になっていませんでした。
全ての面で上を行かれてしまったフロンターレに惨敗。
2018フロンターレ戦後の風間語録
「簡単に言うなら、パスを出したら出しっぱなし。3人ほどをのぞいてほとんどの選手がそうでした。見えていないものを相手にしていた」
選手が少しびびってしまっているような試合で残念だったのを覚えています。
あれから一年、同じスタイルを持った川崎相手に自分たちのサッカーがどれだけ成長したを測る特別な一戦です。
超楽しみで仕事を切り上げてTVの前に正座で観戦しました!
明治安田生命J1リーグ 第12節 川崎フロンターレVS名古屋グランパス
川崎 1-1 名古屋
<得点>
名古屋:マテウス
川崎:L・ダミアン
<警告・退場>
名古屋:ガブリエル シャビエル
川崎:宮原 和也
ハイライト
フォーメーション
GK | 16 | 武田 洋平 | |
---|---|---|---|
DF | 5 | 千葉 和彦 | |
MF | 4 | 小林 裕紀 | |
26 | 杉森 考起 | ||
29 | 和泉 竜司 | 交代: 後半11分 |
|
FW | 25 | 前田 直輝 | 交代: 後半39分 |
27 | 相馬 勇紀 | 交代: 後半36分 |
今シーズン最高レベルの試合
お互いのミスが少ないレベルの高い試合になったのではないかと思います。
ミスをした方がやられる、という矛vs矛というよりも日本刀でじりじりと間合いを測りながら見えない攻防を繰り返すような駆け引きがいくつも見られました。
川崎の何がすごかったかと言うと、攻撃はもちろんですが守備強度の高さがずば抜けて良かった。
早くて正確なパスワークに慣れているのかいつもだったら通るようなパスがカットされる事が幾つかあり、あわやカウンターのシーンが見られました。
DFからのビルドアップもプレッシャーをかけても慌てず騒がず、するするとパスを通して簡単に逆サイドに展開されてしまうのを見ると流石だなと思わずにはいられませんでした。
大島僚太うますぎじゃ?
しかし!
名古屋も負けていません、昨年は川崎のパスワークにじりじりとDFラインも下げられて受ける一方でしたが今年は違います。
米本、シミッチはハーフラインから後ろは通させない。
中谷、丸山も前に出て裏抜けも絶対に許さないし、宮原、吉田は無尽蔵のスタミナでカウンターを受けてもギリギリで守り通す。
そして最後尾にはランゲラックです。
ランゲラックのミスみたいな感じで書かれてるけど、あれは打ったダミアンのシュートを褒めるべきなのではないかと。
攻撃に関しても、決定機に関してはこちらの方が作っていたと思いますしボール支配率も53%と、川崎フロンターレに対してこれだけボールを保持出来るのはチームとしての力が付いてきた証拠だと思います。
あああーーー勝てる試合だったなあーーー。
次は豊田スタジアムで完全体の川崎フロンターレと戦える事を信じて、それまでにもっと強くなっていると信じています。
マテウスの完全フィットや和泉のシュート以外は完璧問題。
ジョーの覚醒に、青木・ネットの復帰。
まだまだ伸びしろばかりです。
お互いのチームスタイルを全く変えずに、がっぷり四つで戦ったこの試合はお互いのサポーターだけで無く、Jリーグの他サポからも高評価を得ることが出来ました。
色々なチームがあっても良いとは思いますが、未来のJリーグをもっと良くしていくためには魅せて戦えるチームがもっと増えていくとエンターテインメントとして成熟していくのではないかと思います。
そういった意味では神戸にはもっと頑張って貰いたいんですが・・。
主力がいなくても戦える川崎
家長、小林、 守田などのレギュラー組が不在に加えて疲れを考慮したのか車屋、ダミアンがベンチスタートという飛車角落ちのスタートであった川崎。
それでもチームコンセプトを崩さずに自分たちのサッカーをしっかりと出来て戦えるのは本当に尊敬しました。
名古屋でこれだけ選手が抜けてしまうと、まだここまでは戦えないと思います。
これだけの選手を揃えてもACLでは中々結果が出ないのを見ると相当過酷な戦いが待っているんだろうなと想像がつきますね。
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